「天理の第九」天理市民会館やまのべホール
有名な「天理の第九」は素晴らしかった。
JR天理駅の老朽化と、演奏会場の老朽化で、
はじめは少し心配したが、
合唱が始まると涙が流れた。
第九はご存知の通り、壮大な楽章の中で
これも違う、あれも違うと
幾多のメロディが奏でられる。
特に第三楽章の美しさには心を打たれるが、
それでも、「それは違う」と否定し
そこで、最後に出てくるのが、
有名な歓喜の歌。
これが肉声なわけで、度肝を抜かれる。
楽器よりも肉声なわけで。まさか“声”だとは。
生で聞くと、恐ろしいほどの感動だ。
求めて求めて追い求めた美しさ、
それは、本当は 今 ここにあるんだよと、
ベートーベンが教えてくれる。
もっと もっと 貪欲に生きましょう。
もっと もっと 自分を磨き続けないと、
今 本当はここにある歓喜が見えませんから。
天理まで行って良かった。
By ミッツ
by iiosu | 2013-01-17 21:01 | 音楽と美術鑑賞