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映画「大奥」 in TOHOシネマズ二条(京都)

映画「大奥」 in TOHOシネマズ二条(京都)_f0091282_2328592.jpgお正月映画として公開された「大奥」を、お正月過ぎてから見に行ってきました。Bivi二条という小さなショッピングセンター(といってもほとんど飲食街)の4・5階にTOHOシネマズ二条があります。ミッツ&ミッフィーにとってはホームといえる映画館でお気に入りです。

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黒のシックな内装と、床面がライトアップされていたり、壁には竹があったり、各スクリーンまでのアプローチが、特にすてきで、京都らしさを演出し、映画を見る前からドキドキとしてきます。



映画「大奥」は大変面白かったです!
冒頭、タラララララララーララー♪とあのテーマ音楽が流れると、そこはもうドロドロの壮絶な女のバトルと、燃え盛る恋、豪華絢爛な衣装の大奥の世界でした。主演の仲間由紀恵さんがほんとに上手かったです。現代的に一瞬一瞬で微妙に変化するその表情(他にこれが出来るのは唐沢寿明さん)が、恋をしてはいけない主人公のせつない恋心と、強くなければ生きてゆけない大奥総取締としての顔を、見事に演じわけていました。印象的なシーンは、好いている生島新五郎(西島秀俊)が船頭になり、絵島と川を下るところ。最近観た映画ではずば抜けた構成をもった映画的シーンで、絵島の心の揺らぎを演出していました。監督はこのシーンが撮りたかったためにこの映画を作ったんだと思いました。歌舞伎座が火事になり、逃げてゆく二人、好きな男と一緒に、自由になれた絵島の表情のなんとハレバレとして活き活きとしていることだろうか。ほんとにいいシーン♪仲間由紀恵がこれほどの女優だったとは思いませんでした。脱帽。そして、助演女優賞は、高島礼子をおさえた杉田かおる。こちらもせりふの少ない難しい役ですがさすがでした。こわいくらい上手いですねぇ。でも、劇場を出てミッフィーに感想を聞いたところ、「浅野ゆう子や、松下由樹は、あんなもんじゃない!!もっとこわいよ~」という言葉が一番恐かった。。。
う~んこの映画、先日観た「武士の一分」より出来いいかも。


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By ミッツ

by iiosu | 2007-01-26 00:09 | 映画館でシネマを