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京都府丹後文化会館~大阪交響楽団名曲セレクション~

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指揮/寺岡清高 ピアノ/仲道郁代 
曲目:ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第5番「皇帝」,
ベートーヴェン/交響曲 第5番「運命」 
入場料:¥3,000
これで、行かないわけがない。
ベートーヴェンの「皇帝」と「運命」という贅沢なカップリングに、
ピアノは仲道郁代先生!!と超一流。
とは言っても、日帰り温泉に置いてあったチラシを見て
申し込んだのが、開催1週間前というドタバタで、
空いてたのは2列目という、音響には不利かと思われた
座席ながら、仲道先生のテクニックを真近で見れたし、
オケの迫力を感じることが出来て大満足でした。

大阪交響楽団は、指揮者の寺岡清高さんの
飛び上がるようなパフォーマンスと、
コンサートマスター(コンマス)の
バイオリン林七奈さんの前にのめるような
豪快な奏法とかで、見た目も派手。
驚いたのは、うなるような弦の厚みと響き、その音のまとまり。
ベートーヴェンが得意なオケなんでしょうね。
のりの良さと、スピード感は現代的です。
プロオケは、ほんと上手い。

仲道先生は、ショパンのコンチェルトで第2楽章情感世界一です。
それには、あの中村紘子先生もアルゲリッチもピリスも適いません。
そのイメージがあまりに強かったため、この「皇帝」でも
優しいメロディが奏でられる第2楽章が一番と思いきや、
今回はアグレッシブな超絶技法の第3楽章が素晴らしく、
仲道先生は スロースターター?かと思われましたが、
超一流の先生のことですから、
ベートーベンの技法としては、第3楽章なのでしょうね。

それにしても素晴らしく、
これほどの一流アーティストが
わざわざ、日本海側まで見えたことが
奇跡に思えて仕方ありません。
夢を見てるようでした。
一生に何度かこういうチャンスがあるんですね。
ありがとうございました。


By ミッツ

by iiosu | 2011-12-09 23:32 | 音楽と美術鑑賞